miu「無関心、無責任で思考を停止させたくない」【離れても連帯Q&A】

〈離れても連帯〉シリーズ第22弾に、モデルのmiuが登場。「自分は大丈夫、誰かがどうにかしてくれる」という無関心や無責任に陥らないために。

by Sogo Hiraiwa and miu
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22 April 2020, 9:00am

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大によって、日本ではいま、多くの文化施設が休業を強いられ、感染防止対策として、あるいは政府による“自粛の要請”によって。また「ステイ・ホーム」や「ソーシャル・ディスタンシング(距離をとること)」が求められ、人と人とのコミュニケーションはいまだかつてなく制限されています。

こうした中でわたしたちには何ができるのでしょうか。文化を維持するために、好きな人や場所を守るためには何が? 離ればなれであっても連帯するには? この"非日常"を忘れないためには? さまざまなジャンルの第一線で活躍している方々にアンケートを実施し、そのヒントを探ります。

今回はモデルのmiuが登場。

離れても連帯, KEEP-DISTANCE-IN-SOLODARITY

──自宅待機以降に新しく始めたこと、もしくはポジティブな影響・変化がありますか?

miu:6時7時には目が覚める習慣がついているので、その後二度寝をせず本を読んだり、ネットで一般の方の音楽ブログを掘ったり、考え事をしたり。「起きなきゃいけない」と、アラームの音で体を動かして目を覚ます以前とは違って、頭を働かせて目を覚ますようになりました。

植物に毎朝水をあげる習慣も気軽に外へ出られない今では、身近に自然の変化を感じれて心地いいです。その後ヨガをして朝ご飯を作り、また本を読んだり映画を観たり。早起きした分、贅沢な時間を過ごしています。

──コロナのビフォー/アフターで、変化した自分の考え方や、社会への認識があれば教えてください。

miu:私にはできないことをしてくださる方々に対しても、自分の仕事に対しても同じように、尊敬と感謝を持つようにしています。そう思うと自分は何をしなければいけないか、他愛主義に考えることができるのではないでしょうか。

──自宅隔離中の人に試してほしい、オススメの行動やコンテンツを教えてください。

miu:日記を書くこと。そのとき思ったことや感情をその瞬間に記録しています。楽しかったこと、悲しかったこと、感情への刺激が強い内容は記憶に残りやすいため、日常での小さな気づきをメモするようにしています。この状況だからこそ、小さなことでも気づける心を持っていたい。今起きていること全てに意味があると考えています。

もう一つは観たことのある映画、読んだことのある本を今の状況でもう一度見返すこと。以前とは違った環境と立場で見ることで、新しい発見や違いを見つけ、改めて考えられます。「慣れ」は本当に恐ろしいことだと思っていて、初心に戻る意味でも意識しています。

──今の気持ち・気分を音楽で表すとしたら?

miu:四人囃子-フライング

──コロナ禍で人間の「良い面」も「悪い面」も浮き彫りになりました。あなたが見聞きしたなかで、忘れたくないと思う、印象的な出来事やエピソードがあれば教えてください。

miu:影響力のある方がSNSで情報を拡散してくれること。ニュースでは流れない、現地のリアルな状況を知ることができるので、しっかり考え自分でも情報を得ようとするようになりました。ここで聞き流すか、しっかり受け止めるかで差が出てくると思います。「私は大丈夫、誰かがどうにかしてくれる」などの”無知、無関心、無責任”で思考を停止させるのは避けたいです。

もう一つは、娯楽の楽しみ方の変化。例えば飲食業界では店内での食事が困難な今、積極的にテイクアウトをしているお店が増えました。自炊が嫌になったとき、気軽に外食気分を味わえるので本当に嬉しいです。自分で作るより誰かが作ってくれたご飯の方が、美味しく感じることがあるからです。

音楽関係ではインスタライブでDJをやっていたり、曲を出したり。在宅ワークになって行き詰まった方も、気軽に音楽を楽しめる環境になったのではないかなと思います。こういう時こそ心を豊かにしてくれる音楽は本当に素晴らしいです。飲食業界も音楽業界もお客さんがいて成り立っている商売のため、今は本当に困難な時だと思います。そういった中で自分には何ができるか、助け合いとしてできることを取り組みたいと思います。また、コロナが収束したらお友達と外食したり、ライブやクラブで音楽を聴けるのが楽しみです。

──2020年2月の自分に伝えたい・教えてあげたいことは?

miu:今コロナが問題になって病や死を意識するようになりましたが、生きている限りは死と隣り合わせだと感じるようになりました。なので、常にその意識を持って生活していってねと、伝えたいです!

──コロナ禍が落ち着いた後、日本の社会にはどう変わっていってほしいですか?

miu:見返りを求めない思いやりを、小さなことから増やしていくこと。見返りを求めるから思い通りにならず不満が増え、文句を言い、無責任になり、嫉妬ができ、ケチになり……。他人への思いやりも過去にもらった恩返しだと思って行動したいです。

@_miugram

離れても連帯

Special Thank Kisshomaru Shimamura

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