カルバン・クライン ジーンズとアンダーウェアのグローバルキャンペーンに、リナ・サワヤマが出演

「90年代にマリオが撮影したケイト・モスのキャンペーンを見ながら育ったから、このブランドの豊かなレガシーの一部になれるなんてすごく光栄」リナ・サワヤマインタビュー

by Kazumi Asamura Hayashi
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02 April 2021, 4:27am

リナ・サワヤマが英国アワードを揺るがすという出来事があったことは、記憶に新しい。彼女は人生でもっとも長く過ごしてきた英国の国籍がないことを理由に、英国アワードの受賞資格を与えられなかった。ポップミュージックというジャンルながらも、自身の「家族」「アイデンティティ」という普遍的なテーマに取り組み、また社会問題に対し鋭いメッセージも含んだ、1stアルバム『SAWAYAMA』は、昨年最も評価の高いアルバムの一つだったというにも関わらずだ。しかし、先日英国アワードの運営を行う、英国レコード産業協会(BPI)はついに多様性の重要さを認識し、受賞資格が改正されたことを発表した。彼女はBPIとの対談を重ね、ルール改正へと協会を導いたのだ。無限の自己表現を可能にするために必要な行動力。彼女は道なき道を自らの手で切り開き、業界の古い慣習を変えてみせたのだった。

今回リナ・サワヤマは「Blank Canvas」をテーマとした、カルバン・クライン ジーンズとアンダーウェアの春のグローバルキャンペーンに選ばれた。無限の自己表現の可能性を秘める「Blank Canvas」。キャンペーンの参加にまつわること、そして未来のことなど彼女は語ってくれた。

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Mario Sorrenti
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Mario Sorrenti

リナ・サワヤマ(以下R)このキャンペーンに参加することは本当に私の夢だったの。90年代にマリオが撮影したケイト・モスのキャンペーンを見ながら育ったから、このブランドの豊かなレガシーの一部になれるなんてすごく光栄。普段からCalvin Kleinのアンダーウェアを使っているから、キャンペーンにも自然体で参加できたと思う。

 今の自分自身を一言で表現すると?

R- 今は〈どっしり構えてる〉かな。文字通りの意味でも、ずっと同じ場所に留まり続けてる。久しぶりにひとつの場所にいられて、充実した時間を過ごせた。ロックダウン中はインスピレーション源を探し続けるのはなかなか大変だったけど、読書したり映画を観たりして、YouTubeやInstagram ばかりに時間をかけ過ぎないようにしていた。今はなかなかそうはいかないけどね。早起きのルーティンも守るようにしてるの。

 キャンペーンに出演したことはあなた自身に影響を与えた?

 R-自分のステージは思い切り演出するのが好きだから、今回のミニマルな撮影は少し心細い気もしたけれど、もちろんマリオ(・ソレンティ)のヴィジョンやCalvin Kleinのレガシーは100%信頼してた。いい意味で挑戦になったし、いろんなものを削ぎ落として、ポーズを取るときは自分の姿に集中できた。アンダーウェアのキャンペーンはこれが初めてだったから少し緊張したけど、すごく楽しかった。

 

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自己表現の探求のためにあなたが行っていることはなに?

 R-本当の自分をさらけ出せる友達を見つけることかな。信頼できる友達とたくさん話したり、ベストな自分を引き出してくれるコミュニティを見つけるのが大切。

 16歳の自分に一言声をかけるとしたらなんて言ってあげる?

 R- そのまま進み続けて!って伝えたい。あなたがやっていることは何も間違っていないし、あなたは変人じゃない。たとえ変人でも、変人こそが将来最高のひとになるんだから、自分に正直でいてね。

 では、10年後には、自分はどのようになっていたい?

R- その頃は40歳になっているけど、アイコニックな40歳になりたい! 年をとるのはすごく楽しみ。 健康に年を重ねられるのは、ありがたいことだと思う。女性として、まっさらな「Blank Canvas」でいつづけるのは年をとるにつれて難しくなっていくけれど、これからも自分の人生に満足していられるといいな。

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