YOSHIROTTEN「普通の暮らしが貴重に感じる」【離れても連帯Q&A】
コロナ禍が過ぎ去ったあと、世界はどう変わっていくのだろうか。アートディレクターのYOSHIROTTENは「ひとつの価値観にとどまらない多様化した世界になっていく」と考えている。〈離れても連帯〉シリーズ第16弾。
部屋から見えた空の光(YOSHIROTTEN)
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大によって、日本ではいま、多くの文化施設が休業を強いられ、感染防止対策として、あるいは政府による“自粛の要請”によって。また「ステイ・ホーム」や「ソーシャル・ディスタンシング(距離をとること)」が求められ、人と人とのコミュニケーションはいまだかつてなく制限されています。
こうした中でわたしたちには何ができるのでしょうか。文化を維持するために、好きな人や場所を守るためには何が? 離ればなれであっても連帯するには? この"非日常"を忘れないためには? さまざまなジャンルの第一線で活躍している方々にアンケートを実施し、そのヒントを探ります。
今回は、アートディレクター/グラフィックアーティストのYOSHIROTTENが登場。

──自宅待機以降に新しく始めたこと、もしくはポジティブな影響・変化がありますか?
YOSHIROTTEN:毎日何かしら制作しています。新しい作品を生むことは気持ちを高めてくれますし、いつか世に出ることが楽しみです。YATTの音楽制作も始まっています。
──コロナのビフォー/アフターで、変化した自分の考え方や、社会への認識があれば教えてください。
YOSHIROTTEN:外に出れて人と会える普通の暮らしがとても貴重に感じます。そんな気持ちになれたことを、アフター世界に持って生きるんだと思います。
──今の気持ち・気分を音楽で表すとしたら?
YOSHIROTTEN:1曲では表せず、今日は忌野清志郎の「IMAGINE」、Chiristan Fennesz & Jim O’rouke の「Wouldn't Wanna Be Swept Away」、小笠原諸島島唄の「レモン林」。
──自宅隔離中の人に試してほしい、オススメの行動やコンテンツを教えてください。
YOSHIROTTEN:様々な音楽を聴いて、瞑想や妄想の世界を楽しむ。普段やれなかったことをやってみる。やりたいことへの作戦会議。自分や仲間たちと。
──コロナ禍が落ち着いた後、日本の社会にはどう変わっていってほしいですか?
YOSHIROTTEN:ひとつの価値観にとどまらない多様化した世界になっていくと思うので、個人個人が共感できる社会が求められると思います。そして、色々なものに流されず意思を持ち、世界中が協力しあって地球と生きる新しい時代の一員になっていければ🤝🌲🌎
Special Thank Kisshomaru Shimamura
- Tagged:
- yoshirotten
- COVID-19