サッカー監督・河内一馬「スポーツの価値を考え直してみてください」【離れても連帯Q&A】

COVID-19の影響はスポーツ界にも。〈離れても連帯〉シリーズ第19弾は、アルゼンチン在住の若きサッカー監督・河内一馬が登場。コロナ以後に訪れた、考え方の変化とは。

by Kazuma Kawauchi and Sogo Hiraiwa
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20 April 2020, 10:00am

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大によって、日本ではいま、多くの文化施設が休業を強いられ、感染防止対策として、あるいは政府による“自粛の要請”によって。また「ステイ・ホーム」や「ソーシャル・ディスタンシング(距離をとること)」が求められ、人と人とのコミュニケーションはいまだかつてなく制限されています。

こうした中でわたしたちには何ができるのでしょうか。文化を維持するために、好きな人や場所を守るためには何が? 離ればなれであっても連帯するには? この"非日常"を忘れないためには? さまざまなジャンルの第一線で活躍している方々にアンケートを実施し、そのヒントを探ります。

今回は、アルゼンチン在住の若きサッカー監督・河内一馬が登場。

離れても連帯, KEEP-DISTANCE-IN-SOLODARITY

──新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、今あなたが属している業界や産業はどんな打撃を受けていますか? 応援・支援するにはわたしたちに何ができるでしょう?

河内:サッカー界・スポーツ界はいま、世界中どこに行っても、本来行われるはずだったゲームが行われていない状態で、クラブのみならず、業界全体への経済的打撃が非常に大きく、この先に不安を抱えています。またプロ・アマ・子供たち、すべての人々が大好きなスポーツをすることができない、また観ることができない状態になり、少し前の、当たり前のようにスポーツがあった生活を恋しく思う人がほとんどだと思います。

──自宅待機以降に新しく始めたこと、もしくはポジティブな影響・変化がありますか?

河内:僕はいま海外に2年ほど住んでいるのですが、これまであまり連絡を取ることがなかった両親と、頻繁に連絡を取るようになりました。外出禁止になってからしばらくが経ち、人と会えなくなったり、社会的な活動ができなくなって、改めて人の大切さを感じています。

──コロナのビフォー/アフターで、変化した自分の考え方や、社会への認識があれば教えてください。

河内:これからの社会や自分の未来を考えていく上で、これまであまり考えなかったような様々なタイプのリスクを、頭に入れながら生活していかなければならないという認識が強くなりました。「何が起こるかわからない」という前提を、一気に突きつけられたような気がしています。

──今の気持ち・気分を音楽で表すとしたら?

河内:I Lived - OneRepublic

──自宅隔離中の人に試してほしい、オススメの行動やコンテンツを教えてください。

河内:今自分が考えていることを記しておく。

──2020年2月の自分に伝えたい・教えてあげたいことは?

河内:これからあなたは経験したことのない難しい状況に置かれるけれど、自分が社会に対してできることを考えるのを、やめないでください。また、あなたが生業にしているサッカーやスポーツが一切できなくなるので、改めてその価値を考え直してみてください。

──コロナ禍で人間の「良い面」も「悪い面」も浮き彫りになりました。あなたが見聞きしたなかで、忘れたくないと思う、印象的な出来事やエピソードがあれば教えてください。

河内:これまで政治に興味を示さなかった日本の若者の多くが、政治が自分の生活に大きく影響を与えていることに気がつき、良くも悪くも関心を持つようになっていることは、SNSや会話を通して伝わってきます。これをきっかけに、政治の話をするのが当たり前になり、選挙に行くのが当たり前になる社会になればいいなと思います。

──コロナ禍が落ち着いた後、日本の社会にはどう変わっていってほしいですか?

河内:日本人が、日本の日本人としてではなく、世界の、地球の日本人として生きていってほしいです。

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離れても連帯

Special Thank Kisshomaru Shimamura

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