PALACE TOKYO:馬鹿げたことを思いっきりやるクールさ

表参道の大通りから小道に入る、見慣れない場所に突如あらわれる「PALACE」のサイン。さあ、Palace Skateboards TOKYOの宮殿へようこそ。

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nov 9 2018, 9:36am

渋谷、原宿、表参道あたり、Palace Skateboards 旗艦店オープンに際して制作したプロモーションビデオが街中のビジョンに映る。その思いっきりぶっ飛んだプロモーションを観るだけでも心が踊っているのに、旗艦店の中に入るとそこには最高にクールでウィットに富んだものが溢れていた。

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Gareth Skewis(以下GS):まずはお店の中を回りながら、解説していこうか。ショップの中央部分 — 2階にわたる階段部分はトライアングルになってるんだよ。2階のフィッティングルームもそう。今回の店舗ではエントランス、天井にもスクリーンをはめ込んでる。

── ニューヨーク、ロンドン旗艦店の内装にも大理石を使っていますよね。

GS:PALACEの店舗のシンボルとして、大理石を使ってるんだ。ニューヨークには伝統的な建築、美術館、図書館やホテルなどで使われているラインストーンを取り入れてる。今回の東京の店舗では、日本のものづくりや建築をイメージして日本製の木材を使ってるよ。

── 今回、店舗限定のアイテムを教えてください。

GS:富士山モチーフのフーディー、ロボットPALACEロゴTee、Pringle of Scotlandのモヘアセーター、1階にある名刺入れなどの雑貨小物、ステッカーだね。

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── 改めて今回東京に店舗をオープンしようと思った理由を教えてください。

GS:僕にとって日本はとても重要なマーケットで、実は長い間お店を開けないか場所とタイミングを探していたんだ。それでこの場所に出会って、この機会が一番いいタイミングだと感じた。アジアマーケットの中でも特に日本マーケットは気になる存在だったし、ショッピングやリテーリングとして東京のファッションは世界で一番だと思ってる。Levはどう思う?

Lev Tanju(以下LT):ここでショッピングするのが好きだからさ(笑)スケートボードのカルチャーも最高だから、PALACEと日本のコンビは相性がいいと思ったんだ。あとは、やっぱりホワイトキューブのお店ではなくて、スペシャルな場所を探していたから、ここの場所に出会った瞬間にここしかないと感じたんだ。店舗デザインとしてこういう2階建ても斬新だったし。

GS:建築デザインは、ジェネラルデザイン・大堀伸さんによるもの。彼の住宅地、レストランなど今までのデザインが好きで頼んだんだ。6ヶ月間店舗制作期間があったけど、実質3ヶ月で作り上げたね。つくづく日本のものづくりの丁寧さと速さには驚かされるばかりだよ。

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── 今回のオープンに際して公開されたプロモーション映像も最高でした。日本の独特なカルチャー、伝統と現代的な部分が混ざっていて。

GS:気に入ってもらえて嬉しいよ!言語の壁がある中、外からの視点で捉えた日本のカルチャーや雰囲気を汲み取ってたけど、正直に言うと気に入ってもらえるか少し不安だった。けど、その言葉を聞けて自信が持てたよ。

LT:ニューヨークでJonah Hillを撮影しに、ブルガリアでセットを制作して、ロンドンで日本語ナレーションを入れたりと1本映像制作に何カ国か飛び回ってた。

── 制作期間は?

LT:6ヶ月間だね。

ALL:店舗制作よりも長いじゃん(笑)

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── PALACEのすべて映像はLevさんが担当しているのでしょうか?

LT:そうだね。スケートボードも広告もInstagramもすべて。映像は最近夢中になってることの一つさ。今回2つのプロジェクト – ラルフローレン、東京旗艦店 が同時期に解禁されて、同時進行で正反対のものを制作してるのは新しい感覚だったね。ラルフローレンはとても上品だけど、PALACEの東京旗艦店はもっとクレイジーで馬鹿らしい。そういうふうに自分の頭の中でミックスされる感覚は面白かった。

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── 今回東京店舗とラルフローレンのコラボレーションのタイミングが見事に同時期に解禁されましたが、偶然だったのでしょうか?

GS:うーん、まあね。(笑)渋谷のビジョンでラルフローレンと東京店舗のプロモーション映像どちらも流れる様子は最高だった。渋谷は東京のアイコニックな場所だしね。それに東京でどちらのブランドのアイテムも手にとってもらえるのは嬉しい。

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── 先ほど、日本のリテールやファッションマーケットに親和性を感じるとおっしゃっていましたが、日本のファッションやスケートボードカルチャーをどのように感じてますか?

LT:他国に比べて日本のスケートボードはユニークだね。ファッションも独自性があって、スケーターも才能がある。特に大阪のスケートボードは面白い。イギリスでも大阪のスケーターを特集した映画があるんだけど、ロンドンの友達はみんな大阪に遊びにいくね。前にあった渋谷の宮下公園も人間観察してるだけで面白かった。

GS:ファッションと建築的な視点から見ても、日本は自分たち独自のスタイルを書き出しているよね。ファッションブランドにおいても、コムデギャルソンをはじめに50年間以上も続けていて、すべてがオーセンティックで個性的。そういう要素が日本文化に引き寄せられるポイントだと思う。実際そういう独自のスタイルで築き上げている姿に憧れるよ。

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