上海・ALL CLUBで行われた、XIMON LEEのアフターパーティ

上海ファッションウィーク中に開催される若手のプラットフォーム「LABELHOOD」にてショーを開催したXIMONLEEのアフターパーティーが、上海の有名アンダーグラウンド系クラブ・ALLで行われた。エッジの効いた現地のファッションキッズをキャッチ。

by YOSHIKO KURATA
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22 November 2019, 8:41am

IT、ファッション、カルチャーなど急速な発展で、世界に影響を与え始めている中国・上海。ファッションウィークシーズンになると、新天地に位置する上海ファッションウィークのメイン会場以上に、若手ブランドのショーを開催する「LABELHOOD」というプラットフォームが盛り上がりをみせる。たとえ都心部から1時間以上離れた辺鄙な場所だろうと、そこには確かな期待を胸に秘めた多くのファッションキッズと国内外からメディアやバイヤーが集う。

「LABELHOOD」の活動の原点は、2009年に北京、2011年に上海にオープンしたセレクトショップ「棟梁(現LABELHOOD)」だ。2013年には取り扱い中国ブランド11組を率いて、ロンドンファッションウィーク中にショーケース「Design in Shanghai」を開催。2016年からプラットフォームとして「LABELHOOD」の活動を開始した。3年程度の期間ながら、これまでにAngel Chen、FFIXXED STUDIOS、SAMUEL Guì YANG、SIRLOIN、STAFF ONLY、8ON8、SHUSHU/TONGなど、数々のファッションブランドを輩出している。

人々が彼らのことを”プラットフォーム”と呼ぶ理由は、彼らがただ単に若手ブランドのファッションショーを支援しているだけではなく、ショップという〈場〉で起きる対話のごとく、あくまでもパブリックを巻き込むその姿勢にある。世界で受け継がれてきた〈ファッションショー〉は、形態はそのままに、業界と一般のオーディエンスを分ける形で年に2回行われるが、ショー以外にも、会場のグランドフロアでのワークショップやイベントを通して、インターネット空間を生きる中国の若者が、現実世界で交流することのできる場が設けられる。ショップという〈場〉から、ファッションの原体験を味わえる〈場〉への変貌。ネットでは決して体験することのできないこの機会に沸く若者たちの熱気が、ここ数年で中国の国内外へと伝播してきているのだ。

今回のLABELHOODは、今までの参加ブランドからガラッと変わり、海外大学を卒業した若手ブランドをメインにセレクト。XIMON LEE、STAFF ONLY、motoguo、SHUSHU/TONGなどが参加した。2015年に「H&M Design Award」を受賞したことをきっかけにグローバルな活躍をしているXimon Leeは、NYを拠点にしながらも何度か上海ファッションウィークにも参加している気鋭ブランドだ。そのXimon Leeが、今回上海のアンダーグラウンド系クラブ・ALLでアフターパーティを行った。

上海の音楽シーンで毎週末強烈な実験的体験を創り出しているALL。毎回ファッションウィーク期間中は、アフターパーティが行われ、ショー会場に集まるひとびとの服装以上に、アバンギャルドなスタイリングで着飾ったユースが集う。その夜のDJラインナップは、ALLで2018年からマンスリーパーティを開催しているクルー・Antigenによるセレクト。ALLの前身であるクラブ・Shelter(2016年閉店)からプロモーターとDJとしても活躍するTzusingをはじめ、Moa Pullar、Felix Tödtloff、Ikkeが出演した。

政府によるインターネット閲覧制限をくぐり抜けた、上海の最先端へようこそ。

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Tzusing(DJ)
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Shuting Qiu(Designer)
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Ao Zhang(Stylist)
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Bysanz
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Credit


Text Yoshiko Kurata

Photographer Matthew Sperzel
Translator Yiran

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