劇場初上映を含む6作品を上映 「ハル・ハートリー復活祭」

NYインディーズ映画界の第一人者、ハル・ハートリーの劇場初上映を含む全6作品が東京・宇田川町にあるアップリンク渋谷にて、5月26日から6月8日まで2週間限定上映される。

by Daiki Tajiri
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20 April 2018, 5:19am

TRUST ME ©Possible Films, LLC

2018年5月26日(土)から6月8日(金)まで、90年代のミニシアター文化を牽引し、現在でもインディペンデント映画の制作を貫く映画監督、ハル・ハートリーの日本では劇場未公開、もしくはDVD化されてない“幻の作品”を含む全6作品がアップリンク渋谷で上映される。

ニューヨークで生まれ育った彼はニューヨーク州立大学にて映画制作を学び、数本の短編作品を発表した後、1988年『ニューヨーク・ラブストーリー』で長編デビュー。本作品は1990年のサンダンス映画祭で審査員大賞にノミネートされるなど、低予算ながらピュアでユニークな作風は評価され、自身のプロダクションも設立した。その後も、意欲的に実験的な作品を生み出し続け、1992年には『タイム』誌にて「映画界の最もスマートな新たなるアウトロー」と賞された。

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日本国内でもファンから根強い支持を持つ初期作品『トラスト・ミー』(1990年)『シンプルメン』(1992年)などをはじめ、今回の特集では17年がかりで完成させた『ヘンリー・フール』、『フェイ・グリム』、『ネッド・ライフル』からなる3部作「ヘンリー・フール・トリロジー」も公開される。なかでも、『フェイ・グリム』『ネッド・ライフル』は国内の劇場では今回が初公開だ。

独特なリズムに合わせ、誠実さとユーモアが入り混じった空気を漂わすハル・ハートリー作品は、現実世界を描いているはずが、まるでファンタジー映画をみているかのような感覚に陥る。インディペンデント映画をフィールドとする監督自身がテーマやスタイルに囚われないことで、各々の鑑賞者の中でハル・ハートリーの作品は新しいジャンルとして留まる。

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「ハル・ハートリー復活祭」
会期:2018年5月26日(土)〜2018年6月8日(金)
会場:アップリンク渋谷
住所:東京都渋谷区宇田川町37−18 トツネビル1F

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