石井麻木が写してきた「15 years」

写真家・石井麻木が5年ぶりに個展を再開する。

by Kanayo Mano
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18 October 2016, 9:21am

Photo:Maki Ishii

「15 years」と、石井麻木の写真家としてのキャリアを銘打った個展が、東京・恵比寿のギャラリー「KATA」で開催されている。心象風景ともとれる光と影の写し出された風景写真とともに、数々のライブでミュージシャンを撮り続けた作品やアーティストのポートレート、オフショット、映画のスチール、雑誌等で写してきた15年間の作品のなかから150点ほどが展示される。

石井は2011年以降、毎月、被災した東北の地を訪れ、シャッターを切ってきた。震災後の5年間、被災地の今を追い続けた写真展「3.11からの手紙/音の声」のみを行い、決して忘れてはならない景色と声を届け続けてきた。そんな石井が5年の期間を経て行う"個展の再開"は、彼女の写真家としての原点とも言える15年前の作品から、今の作品までを追っている。本展を1人の写真家のマイルストーンと見ることもできるだろうが、震災も含めた15年という歳月を石井のレンズを通して捉えられる写真展とも言えるかもしれない。

心に静かな波紋を残すような風景写真はもちろん、松田龍平や浅井健一、チバユウスケなどを写した人物作品も展示される。開催期間は8日間。15年分の歩みを、たっぷりと味わってきてほしい。

Photo:Maki Ishii

「15 years」
会期:開催中〜10月23日(日)
開場時間:13:00〜21:00
会場:KATA 東京都渋谷区東3-16-6 LIQUIDROOM 2F
入場料:500円
kata-gallery.net

Photo:Maki Ishii

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Text Kanayo Mano

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