ココ・シャネルのプライベート図書館

Chanelのクリエイティブワールドを探る展覧会「Culture Chanel」−−その最後を飾る『The Woman Who Reads』展に、マドモワゼルの世界を知る。

by Hannah Ongley
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27 May 2016, 5:47am

ブッククラブが流行の兆しを見せている。エマ・ワトソン(Emma Watson)もブッククラブを立ち上げたし、レナ・ダナム(Lena Dunham)もブッククラブのような活動を行なっている。オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)に至っては説明の必要もないだろう。そして今、ファッション界の伝説、ガブリエル・"ココ"・シャネルが、歴史上もっともグラマラスなブッククラブを主催することとなった。イタリアはベニスにあるカ・ペーザロ近代美術館(Ca Pesaro International Gallery of Modern Art)で今年9月に開催されるエキシビション『The Woman Who Reads』は、WWD紙によれば、メゾンChanelのアイコニックな創始者のクリエイティブな世界を探るCulture Chanelシリーズの一環として考案されたものだそう。大理石造りのバロック調の宮殿でソファに横たわり、ココの遺品であるエウリピデス著のギリシャ悲劇『メデイア』を読む—などということはもちろん叶わないが、そこにココという巨匠の圧倒的な宇宙を確かに感じ取れる内容のエキシビションとなっている。

「ギリシャ悲劇から現代詩人たちの作品に至るまで、ガブリエル・シャネルの人生に影響を与え、彼女という存在を形作った実に幅広い種類の本たちに、ココを見ることができる」と、Chanelはエキシビションについて明かしている。「マドモアゼル・シャネルは、同じ時代を生きた偉大なアーティストたちとの関係を生涯大切にしました。それらの関係抜きに、彼女という存在はなかったはずです。友情や会話、関係の間に生まれたものすべてが、彼女を思考と創造へと駆り立てたのです」。

Culture Chanelシリーズは、フランス人アートディレクター、ジャン=ルイ・フロマン(Jean-Louis Froment)によって立案されたプロジェクト。これまでに、韓国ソウルで『The Senses of Places』を、そして中国広州に建築家ザハ・ハディッド(Zaha Hadid)が設計したオペラハウスでのエキシビションなどを開催している(このオペラハウスには、ピカソが1924年にジャン・コクトーのバレエ作品『ル・トラン・ブルー(Le Train Bleu)』のため制作した舞台美術が収められている)。このクリエイティブな旅は、ベニスで今年9月17日から来年1月8日まで開催され、終わりを迎える。

Credits


Text Hannah Ongley
Image via Wiki Commons
Translation Shinsuke Kuriyama at WORDSBERG Inc.

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