Photography Shun Takeda

Hideyoshiについて知っておくべき10のこと

注目の若手ヒップホップクルーTokyo Young Visionのフロントマンで、今後の活躍が期待される新星ラッパーHideyoshi。彼にヒップホップとの出会い、「エモラップ」と括られることへの違和感、2030年の展望についてきいた。

by i-D Japan
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20 May 2020, 10:00am

Photography Shun Takeda

豊臣秀吉に由来する名をもつHideyoshiは、首都圏を中心にファンベースを広げている注目の若手ラッパーだ。同年代のティーンからも熱烈な支持を集めている彼だが、今年1月に発表した「Majinahanashi」のMVは海外のメディアでも取り上げられ、YouTubeで130万回以上再生されている。彼はラップという武器を手に、いま世界とつながり始めている。

今後の活躍が楽しみなHideyoshiについて、知っておくべき10のこと。

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Photography Shun Takeda

1:小4でサウス・ラップを聴きはじめる

「弱虫だけどひょうきんなタイプ」だったというHideyoshiの周りには、常に音楽があった。「幼少期から車で親や兄がCDを流していたので、自然と色々なジャンルの音楽を聴いていました。そのなかでも、兄が流していたポップパンクやハードロックには影響を受けましたね。HIPHOPを聴き始めたのは小学4年生の頃、当時流行っていたサウス・ラップから徐々にブラックミュージック全般を聴くようになりました。日本語のラップを聴き始めたのは中学生以降でした」

2:反抗期はなかった

中高の学校生活はHideyoshiにとって心躍るものではなかったようだ。「不良ではないのですが、真面目な生徒ではなかった」と彼は当時を回顧する。出席率は低くかった。「夜は外で遊んで、日中はよく寝ていました」。それでもグレていたわけではない。両親と5歳上の兄との関係は良好で、家族は孵化前のHideyoshiを暖かく包みこむ繭のような役割を果たしていた。「裕福な家庭ではなかったけど優しい家族だったので、喧嘩とか反抗期はありませんでした」

3:ラッパーになったきっかけ

理想のアーティスト像は「いない」と即答するHideyoshi。ではなぜ音楽を作りはじめたのだろうか。「高校生の頃、地元の先輩との面倒事で、親や友人に迷惑をかけてしまったことがあって。それを機に自分を見つめ直して、好きなことを積極的に取り組もうと思って音楽を始めました」。数ある音楽ジャンルのなかでもヒップホップを選んだのには、ふたつの理由があるという。ひとつは「ヒップホップに対する憧れ」、そしてもうひとつ。「機材や楽器を買えない環境下でも、フリースタイルなど金銭を使わない取り組み方があったから」

4:Hideyoshiを聴いたことがない人へのオススメ曲

「"New day"はキャッチーな曲なので、聴きやすいと思います」

5:家族のようなクルーTokyo Young Vision

Hideyoshiが一員をなすTokyo Young Visionは、今最も注目される東京の若手ヒップホップクルーだ。ラッパーからグラフィックを手がけるデザイナーまで、幅広い才能が結集している。クルーの若さも特筆すべきだろう。「Normcore Boyzは何人かが隣中学とかで、自分がお台場で働いてるときに出会って、DJ NORIOやDeep RiverのMikeは高校時代に友人を通して知り合いました」。「お互いに信頼してる良いチームだと思います。自分にとって家族のような存在です」

6:海外でも人気の「Majinahanashi」

2020年1月末にドロップされた「Majinahanashi」のMVは、YouTube上ですでに130万回再生を記録している(2020/5/18時点)。「いずれは海外で評価されると思いながら制作に取り組んでいた」と話すHideyoshiだが、海外リスナーに届いたことについては「世界中の人達に聴いてもらえて純粋に嬉しかったです」と素直にその感想を語る。またこれだけ再生された経緯は「なんとなく認識している」とのこと。

7:「エモラップ」と括られることへの抵抗感

これまでHideyoshiは〈日本にエモラップを持ち込んだ先駆者〉として度々メディアで紹介されてきた。〈エモラップ〉はロック的なサウンド、厭世感を歌った感情むきだしの歌詞が特徴とされ、夭折したXXXテンタシオンやリル・ウーズー・ヴァートが代表格とされてあげられる。しかし本人は、その紹介され方に違和感を抱いているようだ。「正直嫌です。ただバックボーンでロックのサウンドやマインドに影響を受けたから自分の楽曲に落とし込むことがあるだけ。括りは自分にとって足枷でしかないです。象徴的な人間にもなりたくないです」

8:服選びのポイントは"自分らしさ"

「あまりタイトな服は着ないです。60's〜90'sの古着とセレクトショップとかで買った最近のブランドをミックスして着ることが多いですね。自分らしければ何でも良いです」

9:コロナ禍で音楽と映画を大量摂取

新型コロナはHideyoshiにどんな影響をもたらしたのだろうか。「Tokyo Young Visionのワンマン中止して、ライブができなくなったのが大きかったです。今は自宅でリリックを書いたり、この期間だから取り組めることを打ち合わせしたりしています。でも前より圧倒的に暇なので、音楽を沢山聴いたり、Netflix、Amazon prime、U-NEXTで映画を観まくっています。『復讐するは我にあり』とか『ザ・セル』とか」。最近発見したお気に入りのアーティストは、英国のMiinkと、奈良出身の三人組バンドAge Factory。「どちらも音楽性が好み」だという。

10:有名になったら……

音楽を生業にする理由は?と尋ねると、こう返ってきた。「単純に音楽が好きだからだと思います。あと、もっと有名になったら、家族や周りの人たちに恩返しがしたいです」。また2030年には、「生きてて影響力のある人間になっていたら、社会に貢献できることがしたいです」と話している。

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