Spotifyが2021年夏のランキングを発表

今年のカオティックな夏を制したのは?

by Tom George; translated by Nozomi Otaki
|
01 September 2021, 1:00am

Still from Olivia Rodrigo's "Good 4 U"

2021年の夏を象徴するサウンドといえば? Spotifyがこの3ヶ月間、世界で最もストリーミングされた曲のプレイリストを公開。オリヴィア・ロドリゴやTHE WEEKNDなどの物悲しい失恋ソングからBTSやドージャ・キャット、デュア・リパといったポップスの名曲、リル・ナズ・Xの堂々たるクィア・アンセムまで、みんな大好きな楽曲が集結した。

ワクチン接種後の生活を満喫するはずが、蓋を開けてみればトラブルや混乱だらけだった今年の夏。私たちが不安な気持ちを解放するために失恋ソングの女王、オリヴィア・ロドリゴを頼ったのも無理はない。今を時めくポップスターは「Good 4 U」で、今シーズン最も再生された曲第1位の称号を獲得した(再生回数はSpotifyだけで600万回を超える)。

2021年、この『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』出身女優は一躍世界にその名を広め、当然ながらデビューアルバム『Sour』の他の収録曲5曲(「Traitor」「Happier」「Deja Vu」「Favorite Crime」、すべての始まりとなった「Drivers License」)も、Spotifyの今夏のトップ25にランクインした。

さらに、今年の夏は、〈ユーロビジョン・ソング・コンテスト2021〉の勝者MÅNESKINが1967年のフォー・シーズンズの「Beggin'」のカバーで第2位にランクインするなど、ポップパンクとロックが注目を浴びた季節でもあった。2017年にリリースされたこのカバーは、5月開催のコンテストでレザーをまとったこのバンドが優勝すると、より性的でのぞき趣味的なシングル「I Wanna Be Your Slave」(今夏のランキングでは12位にランクイン)とともにヨーロッパのヒットチャートを席巻した。

続く3位にランクインしたのは、プエルトリコ生まれのラッパー、ラウ・アレハンドロの1980年代に影響を受けたシンセポップ「Todo De Ti」。その後にはリル・ナズ・Xの〈クィアな冒とく的アンセム〉こと「Montero (Call Me By Your Name)」、ドージャ・キャットとSZAのロマンチックなディスコチューン「Kiss Me More」が続く。

その他に2021年の夏のムードをよく表しているのが、ジャスティン・ビーバーが今注目のオーストラリア出身のアーティスト、ザ・キッド・ラロイとタッグを組んだ「Stay」、それから世界中で大ヒットした「Peaches」だ。

 さらに、ミーガン・ジー・スタリオンを迎えたリミックスのリリースが発表されたばかりだが、もちろんBTSの「Butter」もトップ10入りを果たした。アリアナ・グランデの巧みな歌声をフィーチャーしたTHE WEEKNDの「Save Your Tears」も、デュア・リパ「Levitating」、J・バルヴィンやバッド・バニーなどの楽曲とともにランクインした。

今年の秋冬は、いったいどんな曲が聴かれるのだろう。先週、ロードは快活でハッピーな「Solar Power」で、夏はまだ完全に終わったわけではないと教えてくれた。オリヴィア・ロドリゴの2000年代グランジ風のMV「brutal」を観れば、彼女はこれからも私たちの生活と財布を支配し続けることが期待できるだろう。さらに、年内にリリース予定のテイラー・スウィフトの『Red (​Taylor’s Version) 』で、2012年の夏、何もかもがもっと単純だったあの頃へと戻ることもできるはずだ。

2021年夏のランキングはこちら。

Tagged:
Music
lil nas x
Olivia Rodrigo