100点以上のポートレイトが集約された、ニコライ・フォン・ビスマルク×キム・ジョーンズ監修による写真集『THE DIOR SESSIONS』

キム・ジョーンズ就任から1年を通して集約されたクロニクル、先日20日にはキム・ジョーンズとニコライ・フォン・ビスマルクも来日しブックサイニングが開催された。

by Chihiro Yomono
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26 February 2020, 8:30am

『THE DIOR SESSIONS 』BY NIKOLAI VON BISMARCK.

2019年10月に発売された写真集『THE DIOR SESSIONS』。キム・ジョーンズが〈ディオール〉のメンズ アーティスティック・ディレクターに就任してからの初年度のクリエイションとその瞬間にまつわる人々のポートレイト集だ。

ロンドン、ハイドパークを散歩中、キム・ジョーンズ(以下、キム)とニコライ・フォン・ビスマルク(以下、ニコライ)は写真集のアイデアを生み出し膨らませていった。被写体となったのは、ふたりの長年の友人たち、〈ディオール〉のフレンズ オブ ハウスだ。〈ディオール〉とキムを中心に巻き起こるさまざまな瞬間を、12ヶ月のあいだ三大陸で撮影は行われ、そのなかでニコライが捉えたのは、キムの友人たちと世界を代表するクチュールハウス〈ディオール〉の新たな歴史(ページ)を象徴する人々。

約75年という歴史のなかで、時代が求めるハイデマンドを満たし、芸術面・技術面ともに進化してきた〈ディオール〉。1920年代、パリに集う新鋭アーティストたちの中心にいたムッシュ ディオールは、ギャラリストとしてダリやミロ、マックス・ジャコブといった現代の巨匠たちを世に紹介していた。メゾンを設立してからも、ムッシュの芸術に対する情熱は途切れることはなくコレクション制作へと発揮され、メゾンはムッシュ亡き後も時代の逆境を物ともせず、時のデザイナーたちの手腕によって継続されてきた。

2019年10月に出版されたキムとニコライによる、現在の〈ディオール〉像を捉えた写真集『THE DIOR SESSIONS』は、そんなムッシュ ディオールのスピリッツを担う、刷新されたメゾンを象徴するような人々が、キムの〈ディオール〉のコレクションを纏い、ニコライによってアンビアンスが捉えられた。

キムは、この写真集について「素晴らしい活動をする人々のさまざまなサンプル」と語る。登場する人々は、メゾンのヘリテージである、文化や大陸を横断し世界を結びつける「ファッション」の力と何かしらのつながりを持ち、「ファッション」という媒体を通して世界に大きな影響力を持つ多彩な才能を持つ人たち。デヴィッド・ベッカムに愛息子のベイリー、ナオミ・キャンベル、ベラ・ハディッド、マーク・ジェイコブス、ケイト・モスと愛娘のライラ・グレース・モス、ロバート・パティソンやエディ・レッドメイン、エイサップ・ロッキーに村上隆。渡り鳥のように世界中を飛び回るキムが、公私ともに親密な関係を築いている世界の仲間たちだ。

新刊の収益は、キムとニコライ自身が関心を寄せる、がんと闘う若者たちをサポートし支援活動を専門とする唯一の慈善団体〈ティーンエイジ・キャンサー・トラスト〉に寄付される。イギリスでは、1日に約7人、13から24才の若者が平均して「がん」と診断されている。彼らは、医療面、経済面、そして欠かすことのできない精神面におけるケアを必要としている。今回の寄付は、そんなの彼らを支援しサポートするサービスを確保、拡大させるために役立てられる。

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2020年2月20日に開催された、ブックサイニングイベントにて。左より:ニコライ・フォン・ビスマルク、空山基、キム・ジョーンズ。

発行:リゾーリ社 NY サイズ:28.5 x 34 cm
ページ数:180
写真数:130 点
豪華版:(ディオール特製)クラムシェルケース入りハードカバー 普及版:外箱入りハードカバー 言語:英語、フランス語
価格: €120 / $125

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