清水尋也のハングリー精神を育む10のこと

ひたむきに前進する俳優・清水尋也。ポーカーフェイスな青年は漫画、映画、音楽、カルチャーへの情熱を表現者として昇華していく。

by Saki yamada
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02 December 2020, 8:00am

映画『渇き。』で陰湿ないじめを受ける少年から一転、『ソロモンの偽証』では問題児と、変幻自在な演技に一目置かれる若き俳優・清水尋也。2019年に公開された映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』での演技が評価され、第11回TAMA映画賞 最優秀新進男優賞を受賞。さまざまなの役どころを見事に美しく演じきる才能にもっとも期待がかかっている。

2021年には劇場アニメ『映画大好きポンポさん』での念願の声優に初挑戦ながら主演を射止める他、大人気漫画原作 映画『東京リベンジャーズ』への出演など、デビュー当時からオファーが絶えないモデルとしての活動など、その勢いはとどまることを知らない。

そのクールな印象の中に見え隠れする一途な思い、周りの環境と真摯に向き合おうとする姿勢、確固たる意思のもと歩むべき道を見据えて突き進む、清水尋也のハングリー精神を支える10つの価値観は、私たちにまた新たな視座を与えてくれるのだろう。

1.愛情を注いでくれる人がいるから「自分」でいられる

何でも楽しめるタイプなんですけど、表に出さないだけで悩んだりすることもあるので100%ハッピーな人間かっていうとそんなこともないです。自分は完璧な人間じゃないと思っているしコンプレックスもあるけど、周りが自分を好きでいてくれるから自分自身を好きでいられるのだと思います。

2.正直なリリックが心に響く

昔から音楽が好きで、特にヒップホップが好きです。ラッパーの友達も多く、彼らの音楽も聴いてます。彼らの私生活を知っている分、嘘を言っていないのが分かるから余計に心にも響いてきます。嘘が嫌いっていうよりも正直であることが好きで、嘘をつかない人じゃなくて、すべてにおいて正直な人が好きなんです。

3.母親の存在

自分と近しい人との繋がりに対してかなり意識しているんですけど、特に母親とはすごく仲が良い。普通の男の子が話さない恋愛のような相談も母にだけは話します。母子家庭だった分、苦労する姿を見てきたし、反抗期で母にひどい言葉を言って兄ともよくケンカをしたけど、自分が内に閉じこもったときでも母の愛を感じられる瞬間がたくさんあって。敵わないです、母親には。

4.(自分にとっての)幸せの定義

母親にはとても苦労させてしまったけど、これだけ仲良くなれたからそれもよかったと思っています。裕福な人に対して嫉妬することもありましたが、全然不幸だったわけじゃない。お金というよりも、好きな人が笑ってくれていることが自分の幸せなのだと思います。

5.留学の経験

去年のLA留学で何もかも変わりました。クラスにはタトゥーの彫り師、警察官、パン屋の経営者、フォロワーが300万人いる韓国の俳優など、色んな人がいて、それぞれが自分の夢を追いかけていて変な気も使わず伸び伸びと暮らせました。ひとりの人間としてその場に居られたことがすごく気持ちよかったです。日本に帰ってきてからは、世間体とか1ミリも気にならなくなりましたね。

6.SNS上の嫌なことは目に止まらなくなった

ソーシャルメディアに対する嫌悪感はLAを経て吹っ切れました。ラッパーの友人のライブを見るためにクラブに行っただけで「クラブにいた」って言われたこともありましたが、全員の意識を変えることは到底無理なので、せめて自分が正しいと思ったことをしようと意識を変えました。それだけで人生が変わるくらい良くなりましたよ。

7.変えられるのは自分だけ

自分の意識は自分で変えるものだと思っているので、例え身近な人がどれだけ悩んでいても「悩んで」としか言えないです。アドバイスとして僕の思想を提示することはあっても、語りかけて何かを変えようとはしない。自分でした選択であれば人のせいにすることもないので。僕自身もそうやって選択しながら生きていきたいと思っています。

8.世界に足りないものは「愛」だということ

「結局愛だよね」って全部を引っくるめるのは違和感を感じます。世の中嫌なことだってあるしそれは避けて通れない道なので、それを理解した上で、まずは自分の手の届く範囲の人や物すべてに愛を注いでいけば自分の世界が平和になる。それが広がっていけばいつか世界平和になるんじゃないのかな。

9.モデルとしての道

今年はルイ・ヴィトンの2021年春夏メンズ・コレクションでランウェイを歩くことができたことで、ファッションのお仕事をもっと意識してやりたいと思うようになりました。これまでは雑誌の撮影に行っても“俳優としての清水尋也”という感覚が強かったんですけど、自分が一番ど素人のモデルとしてその場に立っていて、そのフラットさが新鮮で向上心を掻き立てられました。

10.ひとりの人間として音楽をやりたい

音楽は僕のルーツであり愛しているカルチャーであり趣味なので、音楽制作にも興味があります。プロの友達が協力すると言ってくれているので、クラシック、ヒップホップ、オルタナティヴ、パンクロックみたいにどの曲も違う雰囲気で作ってみたいです。でも彼らにも納得してもらえるまでは絶対に出さないですけどね。

<出演情報>

劇場アニメ『映画大好きポンポさん』
公開日:2021年3月19日公開決定
https://pompo-the-cinephile.com/

映画「東京リベンジャーズ」
公開日:2021年公開予定
https://wwws.warnerbros.co.jp/tokyo-revengersjp/


Starring Hiroya Shimizu
Photography Chikashi Suzuki

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