discovered spring/summer 2017 at tokyo fashion week

ザ・ブルーハーツが1993年にリリースしたアルバム『STICK OUT』をそのままテーマにし、パンク全開のコレクションを披露したDISCOVERD。

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21 October 2016, 7:31am

設営途中のライブ会場を模した鉄骨むき出しの会場演出の中心でTOKYO No.1 SOUL SETの川辺ヒロシによるDJが行われるなか、突き抜けるようなメイクを施したモデルたちが登場した。レザーのライダースジャケット、スタッズが無数に打ち込まれたベルト、重力に極限まで逆らったヘアー、力強く引かれたダークカラーのアイライン、それらのディテールからも分かるように今回は、火傷しそうなぐらいに冷たく尖ったパンクスのファッションがテーマである。

ティーンの頃に聞きながしていたザ・ブルーハーツのアルバムCDを改めて聞いた際、ヒリヒリした冷徹なパンクのイメージを再発見したと語るデザイナーの木村は、そこから着想を得たポストモダン・ポストパンクをデザインへと落とし込んだ。それらは蛍光のピンクやグリーンのアクセントカラーなどにも見て取れる。しかしながら、チルデンニットやヘタウマな風車モチーフなどに見られるブランド最大の持ち味"可愛らしさ"は健在で、良い意味でパンクに徹することができていない部分も垣間見えた。服はファッションか、それともアティテュードなのか、事態はもっと複雑に進化している――そんな気がした夜だった。

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Text Yuuji Ozeki
Photography Takao Iwasawa