ヤング・サグが最新MVで写真家レン・ハンをトリビュート

ヤング・サグがリリースした最新ミュージック・ビデオに、素敵なプレゼントが。

by Isabelle Hellyer
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26 April 2017, 6:49am

さる週末、ヤング・サグ(Young Thug)がYouTubeで新曲をリリースした。「All the Time」とタイトル付けされたこの曲のミュージック・ビデオは、ヤング・サグと同じくジョージア州アトランタ出身のラッパー、Migosのお気に入り監督Dapsによるもの。ダップスは、Migosの「What the Price」「T-Shirt」「Bad and Boujee」などのビデオを手がけている他、ストームジーやケンドリック・ラマー、WizkidなどのMVの監督を務めている。これまでに彼がコラボレーションを手がけてきたアーティストの名前を見ていると、ヤング・サグから白羽の矢が立つのも時間の問題だったのだと、妙に腑に落ちる。

「All the Time」のビデオはストレートにラップを表現した映像のように思えるが、そこにはあるモチーフが、実に繊細に織り込まれている。前面に出ているのは贅の世界(Louis Vuittonのモノグラムあり、Gucciを思わせるヘビあり)だが、そこにはまたもうひとつ、美しいモチーフが隠されている。監督自身がそれをInstagramで明かしていたが、それを見ていなければ、気づかずに見過ごしてしまうかもしれない——Instagramで彼は「この構図は、アーティストのレン・ハンに着想を得た」と書いている。ここでダップスが「この構図」として言及しているのは、女性の腿にもうひとりの女性が横たわっている場面だ。先日亡くなった鬼才写真家へのトリビュートがヤング・サグのMVというのも不思議な取り合わせのように思える。しかし、これはレン・ハンの影響力がそれだけ大きかったという証だろう。そして、レン・ハンもヤング・サグも、アウトサイダーであり続けながら成功したアーティストであるということを考えれば、この取り合わせもぴったりだと思えてくる。

Credits


Text Isabelle Hellyer
Translation Shinsuke Kuriyama at WORDSBERG Inc.