Astrid Andersen AW17:探求、精巧、誇張

ラグジュアリー・ストリートウェアの女王、アストリッド・アンダーセン。今季は、これまで彼女が追求してきた「探求、精巧なものづくり、そして誇張」をさらに押し進め、アクセサリーのデザインにも挑戦した。

by Felix Petty
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10 January 2017, 10:40am

アストリッド・アンダーセン(Astrid Andersen)は、「豪華絢爛」を起点にして2017年秋冬コレクションを作り上げた。バーガンディのベルベット素材やキラキラと輝くゴールドに、それは表現されていた。事前に配布されたプレスリリースで謳われていたとおり、コレクションにはアンダーセンがこれまで一貫して追求してきた「探求と精巧なものづくり、そして誇張」がさらなる進化を遂げていた。そしてもちろん、そこはやはりアンダーセン——ヒップホップ・ファッションへの愛も存分に感じることができた。古典的な男性らしさを誇張した表現にデリケートなフェミニニティ(女性性)を織り交ぜた世界観を、筋骨隆々のモデルたちがまとう、圧巻のショーとなった。

今季コレクションをまとめ上げていたのは、様々な解釈をほどこしたトラックスーツだった。アンダーセンはロンドンのメンズウェア・シーンでトラックスーツの名手として独自のポジションを確立しているが、今季はさらに「トラックスーツ」の解釈を押し進め、先にも触れたベルベットやコード、レース、フェザー、ファーなどを用いて新たなトラックスーツを築き上げた。

今季のAstrid Andersenには、新たな要素がふたつ見られた。ひとつはハット、もうひとつはサングラスだ。独自のクリエイティブ・ヴィジョンをアクセサリーの領域にまで広げた彼女は、近日中にもeコマースのショップを立ち上げ、消費者と直接繋がることのできる流通プラットフォームを実現しようとしている。

Credits


Text Felix Petty
Photography Finn Constantine
Translation Shinsuke Kuriyama at WORDSBERG Inc.

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