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コペンハーゲン・ファッションウィークのハイライト5選

Henrik Vibskovのショーから、精肉工場が軒を連ねるエリアで開かれたレイヴ、国際的なスケボー大会、Vetementsデザイナーによるアートショー、そしてFashion Eastによるショーに至るまで、デンマークの首都コペンハーゲンが多様な群衆に沸いた1週間を振り返る。

by Charlotte Gush
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26 August 2016, 7:55am

henrik vibskov

街の中心地ではRevolver、街の南側ではCIFFと、コペンハーゲン・ファッションウィークの目玉となるふたつのショーが行われるなか、市内の別のエリアでは国際的なスケート大会CPHオープンが開催されている。デンマークの首都コペンハーゲンは、クリエイティビティとカウンターカルチャーが渦を巻く連日連夜の祭空間と化した。i-Dは1週間をかけてコペンハーゲンの街を奔走し、ファッションショーから展示会、コラボレーションのローンチイベント、ストリートパーティまで、そこで起こっているすべてを見届けた。そこで見つけた5つのクールなものを、ここに紹介する。

Photography courtesy Nike

Soulland x Eric Koston x Nike SB
ファッションウィークとスケート大会がぶつかり合って大きなエネルギーを生むコペンハーゲンで、デンマーク発のメンズウェアブランドSoullandがアメリカのプロスケーター、エリック・コストンとともにNike SBと組み、今シーズン最もクールなコラボレーションを生み出した。シャツ、ジャケット、パンツ、そしてシューズまでもが、コペンハーゲンのスケート文化に宿る自由を表現したスローガン「FRI.day」を謳っていた。このコラボによって完成したスケートシューズは、最新鋭技術を用いて作られ、足を包み込むような履き心地になっている。

Photography courtesy CIFF

Vetementsのデザイナーでありアーティストでもあるマヤ・ワイスによるファッション+アートのインスタレーション
大展示会CIFFが開催されていた会場の大広間では、マヤ・ワイス(Maja Weiss)が、縮絨した生地を木製のパレットの上に結び、積み上げ、梱包してふたつの壁を作ったようなインスタレーション作品を公開していた。近日公開する本誌とのインタビューで、ワイスはこのインスタレーションに見られたブロックのアイデアは、「打ち捨てられた建物に不法に暮らしていた過去の経験からインスピレーションを得た」と語っている。その建物のなかでは、ひとびとが不要になった服を捨て、同じように誰かが捨てていった服で気に入ったものがあれば代わりに持ち帰っても良い「フリーボックス」という暗黙の了解のもと、物々交換が行われていたという。この「フリーボックス」というアイデアに現代のファストファッション消費を重ね合わせると同時に、いまコペンハーゲンで盛んに行われ始めている産業リサイクルのプロセスも投影している。フルインタビューをお楽しみに。

Photography courtesy Revolver

Henrik Vibskovのショーとアフターパーティ
Revolverの展示会場近くで行なわれたHenrik Vibskovのショー。会場に到着すると、そこにはすでに人が溢れかえっていた。ロンドンのイベントプランナーFashion Scoutが企画したこのショーは、コペンハーゲンにあるアートスクールの学生がひとり残らず押しかけたのではないかと思わせるほどの盛況ぶりだった。デザイナーのヘンリック・ヴィブスコフは、空想的な屋外ステージを特設し、その中心にはニットで編んだソーセージのようなオブジェをぶらさげて、そのあいだを白いコートを着た肉屋が忙しく立ち回った。ショーの後には、毎年コペンハーゲンの街全体がパーティ会場と化すDistortion Festivalをスケールダウンして再現したようなパーティとアフロフューチャリスティック・ディスコのパーティ、そして汗と煙の匂いに包まれたハウスレイヴと、3つのアフターパーティが開かれ、どれもアートスクールの学生で溢れかえった。

Photography courtesy Fashion East

ルル・ケネディのロンドン・インビテーション
デンマークやスカンジナビアのドメスティックブランドをチェックするのがコペンハーゲン・ファッションウィークでの主たる目的であるのは確かだ。しかし、私たちi-DはFashion East創始者のルル・ケネディがロンドンの若き才能たちの作品をCIFFで披露した会場で、ロンドンを誇りに思わずにいられなかった。コペンハーゲンのストリートでキャスティングされたモデルたちが、Per GotessonやFeng Chen Wang、Richard Malone、Rottingdean BazaarなどFashion Eastの若きデザイナーたちの作品や、Marques'Almeida、Christopher Shannonなどベテラン勢の作品をまとってステージを闊歩した。AriesやFineryなどの作品も見られた。i-Dがバックステージを追ったこちらも要チェック。 

Photography @copenhagenopen

CPHオープン:スケート・ストリート・パーティ
どこで開かれるファッションウィークであっても、一番楽しいパーティはスケジュールにリストされていないもの。コペンハーゲンでもやはりそうだった——今回最大のお祭り騒ぎとなったのは、木曜に開かれた国際的なスケートボード大会CPHオープンと、そのアフターパーティだった。モンターゲイド通りではLevi's主催のブロックパーティが開かれ、DJがセットをプレイするなか、「飲食持ち寄りスタイルで参加自由」という趣旨の会場には地元スケーターはもちろん、国際的な有名スケーターも多く駆けつけた。その後、パーティはバーSkarvに場所を移し、スケートショップのStreetMachineが主催するイベントへとなだれ込んだ。店の前の路上ではスケーターたちがトリックを披露し、なかには車のルーフから裸でタイブするものまで現れた。コペンハーゲンは、噂通りクールな街だったが、それ以上に熱気の溢れる楽しい街だった。

Credits


Text Charlotte Gush
Translation Shinsuke Kuriyama at WORDSBERG Inc.