時をかけるセルフィー: K8 Hardyによる(反)ファッション・ドキュメント『Outfitumentary』

アーティスト・K8 Hardy(ケイト・ハーディー)による、異色のスタイルドキュメントにして表現する女性の成長物語『Outfitumentary(アウトフィチュメンタリー)』が4月13日(土)から1週間の限定上映。

by i-D Japan
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05 April 2019, 1:00am

ニューヨークを拠点とする美術家・映像作家ケイト・ハーディーが、11年にわたりカメラに収めた自らの服装(アウトフィット)の記録をもとに構成した長編作品『Outfitumentary』が、渋谷シアター・イメージフォーラムで日本初上映される。

テキサス州フォートワース出身のハーディーは、これまでパフォーマンス、写真や映像作品、zineなどを通してジェンダー、フェミニズム、クィアネス、アイデンティティ、ファッションなどをテーマに作品を発表してきた。それらはホイットニー美術館のビエンナーレWhitney Biennial 2012やMoMA PS1、テキサスのDallas Contemporary、イギリスのTate Modernなどで展示されていている。2002年の映像作品「Disquiet」には、アーティストの花代が「音」を提供している。またクィア・フェミニスト・アートジャーナル〈LTTR〉、およびニューヨーク拠点のアクティヴィスト団体 W.A.G.E. (Working Artists and the Greater Economy)の共同創始者でもあり、ミュージック・ビデオ(Le Tigre、Lesbians on Ecstasy、Menら)も手がけている。『Outfitumentary』はそんな彼女の初の長編映像作品だ。

映像はすべてハーディー自身により鏡を使って撮られたか、居合わせた友人たちの手によるもの。ファッション(流行)にとらわれない独自のスタイルを追い求めるなかに、そのときどきの気分とアイデンティティの変遷が細やかに映し出される。それらのアーカイブを再構成して完成した本作(ハーディー本人は「構造主義映画」と定義している)は、「私」をコンセプチュアルに提示するセルフポートレート作品としてもユニークな色彩を放っている。
上映記念特典として初日より配布する参加型のzine “Our Outfitumentary”を作成予定(150部限定)。「セルフポートレートとしてのコーディネート写真」を募集している。募集期間は4/9(火)22:00まで、詳細はこちら

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ケイト・ハーディー『Outfitumentary』
上映劇場:シアター・イメージフォーラム

日程:2019年4月13日(土)~2019年4月19日(金)
時間:21:00~(本編82分)
問い合わせ先:03-5766-0114