村上虹郎が具現化する〈M A S U〉の精神

デザイナーの後藤愼平は今季、服の一点一点に画家のポール・ジャクレーに対する敬意を込めたという。絶妙な色彩と、身体に馴染むファブリックで仕立てられた服を纏い、俳優の村上虹郎は、ブランドの美意識をつまびらかに体現した。

by Tatsuya Yamaguchi; photos by Houmi Sakata
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21 November 2018, 4:30am

ちょうど夏の猛暑が過ぎ去った新秋の昼間だった。奇才・中村文則のデビュー小説で、11月17日(土)に公開された映画『銃』の主演を務めた俳優の村上虹郎は、飄々とした佇まいで待ち合わせ場所に姿を現した。〈M A S U(エムエーエスユー)〉のデザイナー後藤愼平とは、約2年前のTAMA CINEMA FORUMの舞台挨拶用衣装を制作した折からの仲だという。当時彼らを引き合わせたのはスタイリストで、クリエイティブチームPERIMETRONのメンバーでもある松田稜平だ。俳優とデザイナーという関係性を超えて、共鳴する“何か”を持ち合わせているという第三者的な確信があったのだろう。〈M A S U〉は、後藤がデザイナーに就任後3シーズン目を数える。あくまで“マス”プロダクションを目指し、ヴィンテージウェアや家具を愛する彼が驚異的な集中力を発揮して生み出す一着に宿る感性。その精神を表現する人物として、村上虹郎以上の適任者はいなかったのだ。

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Credits


Photography Houmi Sakata
Styling Shinpei Goto
Hair Yuko Aoi
Models Nijiro Murakami
Editor Tatsuya Yamaguchi

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