リッチ・ブライアンが最新MV「Cold」でフィギュアスケーターに

平昌オリンピックには出場していないが、彼のラップの滑りが魅力的なことに違いはない。

by Hannah Ongley; translated by Yuichi Asami
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13 mars 2018, 10:02am

Photography Cameron McCool

もしもあなたが、平昌オリンピックのペア・アイスダンス金メダリスト、テッサ・ヴァーチュとスコット・モイアの映像を観てていたのなら、リッチ・ブライアンの最新ミュージックビデオも気に入るかもしれない。どうやら、彼もウィンターゲームに参戦していたようだ。インドネシア出身のこのラッパーは、「Cold」のMVでスケート靴を履き、フェザーのついたタートルネックを着用。滑らかにスピンを決めている。「Cold」は、物議を醸したリッチ・チガという名前から改名したリッチ・ブライアンが、2018年2月2日にリリースしたデビュー・アルバム『Amen』に収録されている楽曲だ。『Amen』のスピーディなビートとパーソナルな歌詞が表現するのは、2018年のシーンで重要な存在にならんとする彼の野心である。新たなヴィジュアルは、マーテル・コニャックの瓶を逆さにする2016年のMV「Dat $tick」からその先へ羽ばたいたことを示唆している。

「メロディーを考えるのが1番楽しいんだ」とブライアンは以前i-Dのインタビューで語っている。「僕は自分の人生や、インドネシア出身ながらにアメリカに滞在しているという経験に感化されている。これから先、リアルな人生を表現したものが増えていくはずだよ」。スケートリンクでの印象的な滑りが「リアルな人生」なのかはわからないし、クールなMVを撮るという目的のためだけにスケートを習得したのかもわからない。少なからず、彼は新しい仕掛けを試すことに乗り気なようだ。YouTubeの動画を観ながらアメリカのラップを習得していたように。

This article originally appeared on i-D US.