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多様性へのコミットを約束したマーベル・スタジオ

ドナルド・グローヴァーをスパイダーマン役に起用してくれませんか?

by André-Naquian Wheeler; translated by Yuichi Asami
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06 July 2018, 4:57am

Still from "Black Panther" via Everett Collection

ヒーロー映画が時代に追いつこうとしている。DCは2017年に公開した『ワンダーウーマン』でフェミニストのヒロインを描き、『ブラックパンサー』で黒人オーディエンスを魅了したマーベルは、2019年公開予定の『キャプテン・マーベル』で女性の主人公がアベンジャーズの仲間入りを果たす。マーベル・スタジオで制作社長を務めるケヴィン・ファイギは先日、映画サイト「Coming Soon」とのインタビューで、今後もマーベルが多様性を追求していくことについて語っている。「これまでのマーベル・スタジオの歴史のなかでも何度も起きていたように、『ブラックパンサー』での成功は、私たちが今後もこれを続け、(疎外されたようなコミュニティに)向き合い続ける勇気を与えてくれました」とファイギは語っている。

ファイギはマーベルのなかでも特に力を持った人物のひとりで、彼がプロデュースを手がけた作品の興行収入の累計は約160億ドル(約1兆7,000億円)を誇っている。ファイギは続けて、スーパーヒーローの物語がいかに移民たちの歴史や恐怖、差別、疎外に遭っている人びとのそれと呼応するかについて語っている。「エイリアンや戦争を描いたSFの名作はどれも、その時代の社会情勢を描いているのです」とファイギは指摘する。「実際は人類のことを描いていて、私はそこが気に入っています。それこそが、映画館で観るときに感じる楽しさや面白さを与えてくれるのです。私が映画館で観たいと思うのはそういうものであって、そこでメッセージを受け取ることもできます。あなたも言うように「共感」というのは素晴らしい言葉で、(『ブラック・パンサー』の監督・共同脚本を手がけた)ライアン・クーグラーが以前、“有色人種ではない人もこの映画を楽しめますか?”という質問に対して素晴らしい返答をしていました。彼はこう言ったのです。“もちろん。私はこれまでずっと白人のキャラクターたちを観てきて、その人たちとつながりを感じられましたから”と」

こういった力強い作品の影響は映画館のなかだけに留まらない。『ブラックパンサー』のキャラクターたちは今やディズニー・ワールドにも登場し、子どもたちはワカンダの戦士たちと写真を撮ることができる。近い将来、ディズニー・ワールドにワカンダの立派なアトラクションだって造られるかもしれない。

マーベルには、主人公として映画が作られるべき有色人種や女性のキャラクターたちがまだまだいる。ストーム、ブラック・ゴライアス、スパイダーウーマン、黒人のスパイダーマンであるマイルズ・モラレスなど。新たなマーベル・シネマティック・ユニバースのフェーズは、『アヴェンジャーズ』の第4弾以降にスタートする。私たちは、マーベルが約束を果たしてくれるのかを見守らなければならない。

This article originally appeared on i-D US.

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